3月15日読了
柴田さんは、性的に過激なシーンやセリフを書いても、気持ち悪さがないんだよなあ。と思います。
私はあんまりセクシャルなシーンが好きではなく、どうしてもそういう小説は避けがちなんですが、
柴田さんのはなんでかあんまりヤラシイ感じがしないんですよね。
なので抵抗なく読みました。
最初は慎二と緑子の関係が「お、いいかんじだ!」と思って慎二を応援していたので、
慎二が死んだときには思わず涙してしまいました。
しかしそこらへんからやっと、なんかこの子(緑子)よくわかんないヤツだぞ、と気付く。(今まで慎二に夢中であんまり気にしてなかった)
なんというか、一度に複数人の男と関係を持つということすら私の頭ではよく整理できない事柄なんだけど、それはまあそういう人もいるよね、と思うことにしても、
しかしそれが以前自分を犯した(しかも完全に犯罪行為として)男だったり、
外から見ると不倫状態で自分が責められているとき助けてくれなかったのに、離婚したから結婚しようと言う男だったりすることが、もう私には理解不能。
いや、でもそんなこと言ってたら小説読めないし!
と思って、コレもまたこういう人もいるのだなあと思うことにして読み進めた。
しかし、しかし、
どうしても生理的に理解できないのは、「男」と「女」の問題。
男は攻撃で女は受身という「つくり」から生まれた犯罪だとしても、
その犯罪をする男としない男がいる。
それはもう別に、「男」「女」という「つくり」の問題じゃないんじゃないの?と。
男だってするじゃないと言って、だから自分も同じことをしていいのか。
男だってするじゃないと言って、同じことをするのは「女」じゃない、「自分」だろ!と、女とか関係ないだろ!と。
そこらへんでどうも消化不良を起こしてしまい、最後まで緑子のモノローグにおいてけぼりをくらってしまった。ああ〜。
とかいって、
でも面白かったんですよ……orz
謎。なんでだろう…。
緑子は私には謎すぎて、不可解すぎるんだけど、でもすごく面白かった。